予防接種
こどもの予防接種
こどもは発育と共に外出の機会が多くなり、感染症にかかる可能性も高くなります。接種できる時期になったら予防接種を受けることが大切です。
予防接種の種類 |
標準的な接種期間 | 接種回数 |
---|---|---|
ロタウイルス |
初回接種は生後2月に至った日から出生14週6日後までの間。 2回目はワクチンによって違うため医療機関におたずねください。 |
2回もしくは3回 |
B型肝炎 |
生後2月から生後9月に至るまで。 追加接種は1回目の接種から139日以上あける。 |
初回2回 追加1回 |
小児肺炎球菌 |
初回接種開始は、生後2月から生後7月に至るまで。 追加接種は、初回接種終了後60日以上の間隔をおいて、生後12月から15月に至るまでの間に1回接種。 |
初回3回 追加1回 |
5種混合 |
初回接種開始は生後2月から生後7月に至るまで。 追加接種は初回終了後から6月から18月までの間隔をおく。 |
初回3回 追加1回 |
BCG | 生後5月に達した時から生後8月に達するまでの期間 | 1回 |
MR |
第1期は生後12月から生後24月に至るまでの間にある者。 第2期は5歳以上7歳未満の者で、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある者。 |
第1期1回 第2期1回 |
水痘 |
1回目の注射は生後12月から生後15月に達するまで。2回目の注射は、1回目の注射終了後6月から12月までの期間をおく。 | 2回 |
日本脳炎 (注釈1参照) |
第1期初回は3歳に達した時から4歳に達するまでの期間。 第1期追加は4歳に達した時から5歳に達するまでの期間。 第2期は9歳以上13歳未満の者 |
第1期初回2回 第1期追加1回 第2期1回 |
二種混合 | 第2期は11歳に達した時から12歳に達するまでの期間。 | 1回 |
HPV (注釈2参照) |
13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日まで。 |
3回 (間隔はワクチンによって違うため医療機関におたずねください。 |
(注釈1)平成7年4月2日から平成19年4月1日に生まれた方は、20歳までの間に公費で受けることができます。
(注釈2)令和7年3月末までに接種を開始した方は、令和8年3月末まで残りの接種回数分の費用を公費負担で受けることができます。
予防接種(成人)
高齢者インフルエンザ予防接種
予防接種法に基づき、インフルエンザの発病予防や重症化を防ぐため、高齢者の予防接種をつぎのとおり実施します。対象者で接種を希望される方は、町内の医療機関(奥多摩病院・古里診療所・双葉会診療所)または、西多摩地区の各市町村の医療機関(西多摩医師会所属)でお受けください。
ただし、町外の医療機関で接種を希望される方は、接種実施の有無と西多摩地区医師会指定(公費補助取扱い)の有無を各医療機関で確認してください。
期間
令和6年10月1日から令和7年1月31日まで
詳細は、広報おくたま10月号をご覧ください。
接種対象者
町内に住所を有する、下記の条件に当てはまる方。
- 満65歳以上の方。
- 満60歳以上64歳以下の方で心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方。(注釈:障害者手帳1級が必要です。)
(注釈)ただし、接種当日に高熱がある方、重い疾患にかかられている方、インフルエンザワクチンによるアレルギーのある方は接種できません。詳しくはかかりつけ医へご相談ください。
接種費用
自己負担額 : 2,500円
- 接種の際は、事前に医療機関にご確認のうえ、住所のわかるものと健康保険証をお持ちください。
- 生活保護を受給している方は、全額公費負担となりますので、医療機関に生活保護受給証明書を提出してください。
高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種
高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種は、平成26年10月より予防接種法に基づく定期接種として実施しております。肺炎球菌によって引き起こされる感染症を予防し重症化を防ぐため、町では高齢者の方へ予防接種費用の一部助成をつぎのとおり実施します。
今年度中に65歳になる方は、誕生月の月末頃に通知と予診票を送付します。
前年度中に65歳になった方は、66歳の誕生日前日まで定期接種として接種可能ですので、接種をご希望の方は保健福祉センター(電話番号0428-83-2777)へご連絡ください。
また、任意接種に当てはまる方は接種歴を確認後、予診票をお渡ししますので、保健福祉センター(電話番号0428-83-2777)へご連絡ください。
対象者・助成額
[定期接種]: 助成額 3,000円
- 65歳の方
- 60歳以上65歳未満の方で、心臓・腎臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する方及びヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方(注釈:身体障害者手帳1級が必要です。)
これまでに1回以上接種したことがある方は定期接種の対象となりません。
[任意接種]:助成額 3,000円
定期接種の対象者を除く65歳以上の方で、過去の接種から5年以上経過している方
接種場所
接種を希望される方は、事前に医療機関にご確認ください。
- 奥多摩病院 電話番号 0428-83-2145
- 双葉会診療所 電話番号 0428-83-3454
- 古里診療所 電話番号 0428-85-8757
助成額
町内の各医療機関の定める接種料金から、助成額を引いた金額を提示されます。
直接医療機関窓口へお支払いください。
町外の医療機関で接種した場合は全額自己負担となります。助成金の還付はありません。
風しん抗体検査・予防接種(成人)
町では、風しん抗体検査および風しん予防接種の助成事業を実施しています。
- 奥多摩町に住所のある方で、次に掲げる対象者の要件に該当する方
区分 | 対象者 | 受診できる 医療機関 |
---|---|---|
風しん抗体検査 |
いずれも、奥多摩町に住所のある方。 過去に、風しんワクチンの予防接種を2回接種した方は対象外。 |
奥多摩病院 古里診療所 双葉会診療所 |
風しん等予防接種 | 風しん抗体検査の上記対象者1・2・3の方で、風しん抗体検査の結果、風しんに対する抗体価が十分ではないと判明した方。(HI法16倍以下、EIA法8.0未満) | 奥多摩病院 古里診療所 双葉会診療所 |
期間は令和8年3月31日まで。
風しん抗体検査
自己負担:無料で検査が受けられます。
ただし、過去に2回、風しんの予防接種を受けている方は対象外です。
- 風しん抗体検査申込書に記入し、対象の医療機関で検査を受けてください。申込書は福祉保健課(保健福祉センター内 電話番号0428-83-2777)でお渡しします。検査の際は、年齢および住所のわかるもの(運転免許証や健康保険証など)を持参してください。
- 検査の結果抗体価が十分ではないことが判明した場合で接種を希望される方は、風しん予防接種事業申請書・予防接種予診票をお渡しします。
接種の際は、福祉保健課(保健福祉センター内 電話番号0428-83-2777)までご連絡ください。
風しん等予防接種
上記の抗体検査の結果、風しんに対する抗体価が十分でないと判明した方は、風しんワクチン予防接種、またはMRワクチン(麻しん風しん)予防接種が出来ます。どちらも費用は無料です。
抗体検査を受けずに、予防接種だけを受けた方は、予防接種の費用は全額自己負担となります。
帯状疱疹ワクチン予防接種
令和7年4月から予防接種法に基づく定期接種になりました。65歳以上の定期接種に該当する方(下記参照)に、はがきを送付しました。医療機関にご予約後、接種の際にお持ちください。
また、今年度に限り東京都の帯状疱疹ワクチン任意接種補助事業の対象となる満50歳以上64歳以下の方も対象となります。ご希望の方は予診票をお渡ししますので、保健福祉センター(電話番号0428-83-2777)へご連絡ください。
なお、過去に帯状疱疹ワクチンの助成を受けた方(シングリックス1回目のみの助成は除く)は対象外です。
対象者・助成額
【定期接種】
1.令和7年度中に以下の年齢に達する方
なお、対象者は年度によって異なり、5年ごとに対象となるわけではありません。接種の機会を逃さないようにご注意ください。
65歳:昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生
70歳:昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生
75歳:昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生
80歳:昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生
85歳:昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生
90歳:昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生
95歳:昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生
100歳:大正14年4月2日~大正15年4月1日生
101歳以上:大正14年4月1日以前に生まれた方(令和7年度のみ対象となります)
2.60歳以上65歳未満の方で、心臓、腎臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動がほとんど不可能な程度の障害を有する方(注釈:身体障害者手帳1級が必要です。)
【任意接種】※令和7年度のみ
接種日時点の満年齢が50歳~64歳の方
助成額等
予防接種の種類 | 助成金の額の上限 | 助成回数の限度 |
---|---|---|
乾燥弱毒生水痘ワクチン | 5,000円 | 1回 |
帯状疱疹ワクチン(シングリックス) | 1回当たり 10,000円 | 2回 |
※助成額は定期接種と任意接種のいずれも同じです。
※シングリックスは2か月以上の間隔が必要となるため、接種をご希望の方は早めの接種をご検討ください。
※町内の各医療機関の定める接種料金から、助成額を引いた金額を直接医療機関窓口でお支払いください。
※町外の医療機関で接種した場合は全額自己負担となります。助成金の還付はありません。
・助成期間
令和7年4月1日から令和8年3月31日まで
・接種場所
接種を希望される方は、事前に医療機関にご予約ください。
・奥多摩病院 電話番号 0428-83-2145
・古里診療所 電話番号 0428-85-8757
・双葉会診療所 電話番号 0428-83-3454
令和7年3月31日までに接種をされた方
50歳以上の方で令和7年3月31日までに帯状疱疹ワクチンを接種された方は、予防接種を受けた日から1年以内に、申請書に以下のいずれかの書類を添付のうえ、提出先へ申請をしてください。なお、領収書等の返却はいたしません。
・医療機関等が発行する領収書の原本
・予防接種に係る費用を証する書類の原本
(どちらの書類も接種された方の氏名、接種日、ワクチンの種類がわかるもの)
【提出先】
・保健福祉センター
・住民課総合窓口
・子ども家庭支援センター(古里出張所)
【申請書】
・帯状疱疹予防接種費用助成金交付申請書(PDFファイル:81.6KB)
帯状疱疹について
・どんな病気?
帯状疱疹は、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。水疱が見られる2~3日前から痒みや痛みを感じるようになり、1週間程度たつと水疱の多発や発熱、頭痛といった症状がみられることもあります。通常は2~4週間で皮膚症状がおさまります。
子どもの頃に水痘(みずぼうそう)にかかると、水痘・帯状疱疹ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、加齢や疲労によって免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。また、皮膚症状が治った後も、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。
原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスに対しては、成人の9割以上が抗体を持っていることから、既にほどんどの人が感染していると考えられ、誰もが帯状疱疹を発症するリスクがあります。
・ 予防と治療
予防としては、できるだけ健康的な生活習慣を保つことが大切です。食事のバランスに気をつけ、適度な運動と十分な睡眠を心がけましょう。さらに、50歳以上の方については、ワクチンを接種することで、発症予防、重症化予防が期待できるとされています。
治療の中心は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。より早期の投与が効果的といわれていますので、痒みや痛みのあとに水疱が出現したりしたときは、できるだけ早く受診しましょう。
(出典:東京都ホームページ)
帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹ワクチンは、現在2つの製品(シングリックス、ビケン)があり、効果や接種対象などに違いがあるので、必ず医師にご相談ください。
名称 (ワクチン製造メーカー) |
乾燥弱毒生水痘ワクチン ビケン(阪大微研) |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン シングリックス(GSK) |
種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種回数 | 1回 |
2回 (2か月以上の間隔をあける) |
自己負担額の目安 | 5,000円程度 | 25,000円程度(2回で) |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉注射 |
持続性 | 5~10年程度 | 10年以上 |
乾燥弱毒生水痘ワクチン ビケン(阪大微研) |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン シングリックス(GSK) |
|
接種後1年時点 | 6割程度 | 9割以上 |
接種後5年時点 | 4割程度 | 9割程度 |
接種後10年時点 | - | 7割程度 |
注 帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。
(出典:東京都ホームページ)
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更新日:2025年06月06日