町長ブログ(令和6年7月)
7月27日
いってらっしゃい!
町では、国際的な視野を持った青少年育成のため、中学生、高校生を対象に海外派遣事業を行っています。今年は、今日から13日間の日程で、町の子供たちとオーストラリアのブリスベンにあるバイロンベイハイスクールとの交流が始まることから、その壮行会が奥多摩文化会館にて、関係者の皆様にお集まりいただき行われました。ご家族の皆様にも大勢参加していただきました。
今回は11名の中学生がオーストラリアへ渡航し、ホームステイでの滞在となります。日本とオーストラリアの文化や習慣、食生活の違いなど多くのことを学んでほしいと思います。引率の先生方にもお世話になります。よろしくお願いいたします。
世界情勢を思いながら一行を見送りましたが、海外研修の成果を帰国後に開催される報告会で聴けることを楽しみにしています。
現在、南半球の季節は冬です。チョット羨ましいですね!
7月24日
長寿ふれあい食堂
町内のJR青梅線の鳩ノ巣駅前に開設された「長寿ふれあい食堂」を視察してきました。掲載したチラシのとおり、「TOKYO長寿ふれあい食堂推進事業」の一環で奥多摩町でも実施しており、本日多くの皆様にご来場をいただきました。OKUTAMAお太助隊の皆様のご協力も感謝です。食堂を訪れた皆様は一様に笑顔で、カレーライスを召し上がっていました。また、東京都福祉局からも視察にお越しいただき、様々なご質問をいただきました。「長寿ふれあい食堂」は、毎月第4水曜日の定期開催です。皆様のお越しをお待ちしております。
その後、誰もが集える場所として、今年の5月に同じく鳩ノ巣に開所した「来るっく~」を訪問しました。「来るっく~」とは沢山の人に来て欲しいという思いと、「クルック・クルック」という鳩の鳴き声から付けられました。ここは、住み慣れた地域でそれぞれの方が生活を続けられるよう、社会参加の機会を作ることを目的としており、認知症予防のための体操やゲームなどを楽しむスペースです。この日もトランプに興じるグループや、おしゃべりに花を咲かせるグループなど賑やかな空間が広がっていました。「来るっく~」は多くのボランティア皆様のご協力で成り立っています。皆様のご協力に感謝いたします。


7月20日
壁と向き合い、登りつづける
「スポーツ・職業体験」をテーマに、「青少年応援プロジェクト@奥多摩」が、町の文化会館と古里小学校体育館で開催されました。このプロジェクトは、“コミュニケーション力を育む”、外国人や高齢者、障がい者との交流により“多文化への理解を深める”、“他者を思いやる”など、青少年のダイバーシティ意識を育む取り組みを推進するものです。
この日は、プロクライマーの尾川智子さんを招いての講演とボルダリングの体験会が行われました。講演では、宇宙飛行士をも目指していた尾川さんが、その逞しい意志で、幾多の困難を乗り越え、クライマーとして最高難度の岩への挑戦し、実現に至ったこと、なかなかスポンサーが見つからずに苦労されたことなどが語られました。古里小学校の体育館では、実際にボルダリングの実体験を指導してくださいました。また、手型足型が記されているフロアーマットで全身を使うゲーム?も教えていただきました。私のぶざまな姿も、、、酷暑のなか参加者皆様のご協力で、無事、プロジェクトを終了することができましたこと御礼申し上げます。
「壁と向き合い、登りつづける」尾川さんの挑戦を参加者皆様が、感じ取っていただけたことでしょう。青少年の皆様も、何かに向き合い、登りつづけて欲しいと願っています。
7月13日
三師会の皆様と
西多摩三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)の講演会・意見交換会が昭島市のホテルで開かれました。
講演では、ご高齢者の生活や医療・介護・福祉インフラへのアクセス支援等を見据えた「地域デマンド交通の展開」と、かかりつけ医の立場、専門医の立場から見た「障がい者の歯科治療の取り組み」についてのお話を聞くことができました。
「地域デマンド交通の展開」では、これからの地域公共交通の課題として、狭隘(きょうあい:幅がせまく細くて険しい様子)・坂道・少人数という私たち奥多摩町にとっても大きな課題となっている説明がありました。今後は、電気自動車タイプのいわゆる「グリーンスローモビリティー」か、会員制・予約制の「デマンド交通」か、自治体によって活用が分かれるところです。将来的には、課題も多くありますが自治体の枠を超えての利用も視野にすべきといった講演内容でした。
「障がい者の歯科治療の取り組み」では、一般開業医では難しい対応もあるようですが、障がい児歯科として受け入れる病院も出てきているとのことで、会話をしながらの治療が必要と説いていました。
また、意見交換会の席上でも、様々な立場の皆さんが語り合う、有意義な会となりました。今回の研修会のキーワードはまさしく「広域」なのだと実感いたしました。
7月13日
奥多摩消防署開署50周年
奥多摩消防署が開署50周年を迎えられたことから、奥多摩文化会館に消防総監をはじめ多くのお客様をお迎えして、記念式典が挙行されました。
前身の奥多摩町消防本部として発足した時は、職員3名、救急車1台からのスタートでした。その後、昭和49年に東京消防庁奥多摩消防署として開署し、50年の歴史を積み重ねてこられました。式典では、50年間の映像を拝見しました。懐かしい映像とともに、立ち上げ時の多くのご苦労を垣間見ることが出来ました。また、懐かしいお顔も見られました。
この50年間、奥多摩消防署の皆様には、東京都の10分の1に相当する広大な面積を所有する奥多摩町の住民の安全安心のために、地元消防団と密接な連携のもとご尽力いただきました。令和元年の台風19号による災害、令和3年の留浦地区土砂崩れ等大きな被害にも全力であたっていただきました。改めて、深く感謝を申し上げます。
この日の式典では、奥多摩消防署と共に歩んでこられた各団体・個人への感謝状も贈呈されました。町では過去の災害を教訓に、消防署と消防団、防災関係機関そして住民皆様と連携して地域防災力の充実強化に努めてまいります。

7月10日
ふれあいまつり
本日、奥多摩ふれあいまつりの実行委員会が開催され、今年度の開催日は、10月の最終土曜日の26日、日曜日の27日に決定されました。場所は例年どおり、奥多摩町登計原山村広場運動公園です。
町民皆様が参加するステージをはじめ農林産物の品評会、アトラクション、昭和歌謡ショーも例年どおり行います。またB級グルメや奥多摩町と友好交流協定を締結している神津島村の神津島観光協会による出店もあります。皆様、楽しみにしていてください。また、今年は来場された皆様が、各ブースを巡りやすいような会場レイアウトも考えております。
7月6日
地震と火山
日本山岳会東京多摩支部と南氷川自治会の共催による講演会「地震と火山」が南氷川の「アトリエ和泉」で行われました。講師は、元気象庁職員の松田慎一郎氏です。
浅間山や御嶽山の噴火、熊本地震や東日本大震災の例を挙げ、これから起こりうる災害にどのような心構えが必要かを説明してくださいました。また、東日本大震災の時に地球の反対側、ノルウェーで起こった異常潮流のショッキングな映像も紹介されました。世間で話題となっている「南海トラフ」については、緊迫状態であるという確認もなされました。
富士山が活動を再開した際の火山灰については、近年様々な情報がありますが、宝永年間に起こったものと同規模の噴火が、頂上付近から起きた場合は、奥多摩地域も降灰に覆われる地域になるだろうとの仮説が成り立つとのことでした。この日は地震計なども持参され、振動でどのような反応があるかを住民皆様も確認されていました。
東日本大震災の教訓を経て、町内の各自治会でも防災や安全対策の組織作り等に積極的な動きが感じられることは、町全体の防災意識向上につながります。今回の取り組みをはじめ、今後も各地域で防災活動が推進されることを期待します。
7月1日、2日
引き継ぎ
7月1日、2日と森林セラピー基地「全国ネットワーク会議」の総会、研修会が都心で開かれました。この会議は、森林セラピー基地及びセラピーロードに認定された団体等が連携を深め、山村地域の活性化と国民の健康増進を図ることを目的としています。この2年間、私がこの会の会長を務め、奥多摩町が中心となって活動をしてまいりました。今回は、議事として役員の改選が諮られ、次期会長に群馬県の上野村長に引き受けていただくこととなりました。これからの2年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。
この2年間は、コロナ禍が少し下火となっていましたので、できる限り、顔を合わせての会議や研修会を開催しながら、各セラピー基地の皆様と情報交換をしてまいりました。今回も活発な意見交換、研修をすることができました。ご来賓として林野庁、森林セラピーソサエティの皆様のご臨席を賜りました。研修会では森林セラピーソサエティの春日理事の講演、林野庁山村振興・緑化推進室の諏訪室長から情報提供をいただきました。研修会後の懇親会においても各基地皆様の熱い意見交換が交わされ、あっという間に時間が過ぎていました。
2年間、事務局を担当してくれました「おくたま地域振興財団」の職員皆様に感謝を申し上げます。
7月1日
社会を明るくする運動
今年で74回目を迎えた「社会を明るくする運動」(犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築こうとする全国的な運動)は、昭和26年に始まりました。
その当時は戦後の混乱期、NHKの連続テレビ小説、「虎に翼」をご覧の方はお分かりのことと思いますが、青少年をはじめ治安を維持するのが大変な時期であったようです。
今朝は6時50分からJR青梅線の奥多摩駅前、古里駅前にて「社会を明るくする運動」駅頭キャンペーンを行いました。キャンペーンには、西多摩地区保護司会の皆様と奥多摩分区の保護司の皆様、また奥多摩町の更生保護女性会、奥多摩町民生・児童委員協議会の皆様にご参加いただきました。駅を利用する通勤客や観光客の皆様、通学する小中学生に啓発物品を配布し、その後、町内保育園と小中学校へも啓発活動に行っていただきました。皆様、早朝からありがとうございました。
奥多摩駅前でキャンペーン実施中に、奥多摩観光協会の方とわさびブラザーズ(町の特産品である「わさび」を世界に広げるため、様々な活動をしている兄弟)が河川の清掃活動を終え、観光案内所に戻られました。そう、今日は月曜日。土曜日、日曜日に出た河原のゴミ拾いなどをしていただいています。こういう皆様のお力も社会を明るく支えてくれているのですね。感謝です。
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更新日:2024年07月31日