町長ブログ(令和6年3月)

更新日:2024年03月27日

3月27日

量産体制・準備完了

旧琴清苑跡地(奥多摩町氷川字小留浦)は、琴清苑の建替え(移転)に伴い、寄附を受けた物件(町有地)です。
この土地の活用では、JR東日本グループのデベロッパーとして、地域企業や自治体と連携し、地域活性化への協力やJR用地以外の開発なども進めている株式会社ジェイアール東日本都市開発が土地を借り、建物を含めた開発を行うものですが、具体的にはバテレ(VERTERE合同会社)が事業運営を行っている「クラフトビール醸造事業」の事業拡大が実現可能な用地を紹介して欲しいとの申し出があったことから、町では課題となっている当該町有地の利活用について連携して、取り組みを進めました。
この事業は、単なる事業拡大ではなく、町、VERTERE(バテレ)合同会社及びJR東日本グループが相互に連携し、奥多摩町の新たなスポットとして観光、経済、雇用、そして税収といった様々な面で地域にとっても有益な事業になるものであり、今年の2月から醸造が開始されました。同社のビールは、ふるさと納税の返礼品においても、人気があり、今後、ボトルショップも開業してまいります。またひとつ奥多摩の観光スポットが生まれようとしています。楽しみな春です。

バテレ新工場
ビール缶の蓋をしめる機械
高く積まれたビール缶
ビールタンク

3月25日

三代渡り初め

平成23年、大丹波自治会からの要望を受け、令和5年度まで12年間の時間を要した、大丹波川に架かる南平橋が完成いたしました。
地域の道路事情の改善はもとより、大丹波地域は幹線道路である国道411号線へのアクセスルートが都道202号線のみであり、自然災害等により道路機能が失われた際の孤立を避けるため、大丹波川を横断する橋梁を整備し、大丹波川左岸に開設された「熊沢線林道」と接続することで、JR青梅線の川井駅を経由し、国道411号線に接続可能となる、災害時におけるダブルネットワークの構築の必要性を受け、この工事が行われました。
大丹波住民皆様、歴代の自治会役員皆様の念願が叶いました。地権者皆様のご協力、また、設計施工にかかわりました多くの関係者皆様、新しいルートとなる川井地区の皆様にも御礼申し上げます。

南平橋のプレート
南平橋
竣工式でのテープカット
三代渡り初め

3月9日

奥多摩森林セラピーアシスター「結の会(ゆいのかい)」

午後からは奥多摩森林セラピーアシスター「結の会」の総会に招かれ町の福祉会館を訪れました。奥多摩町の森林セラピーアシスターは町内外あわせて30名を越えるメンバーが会員として登録されています。
2008年、奥多摩町は5本のセラピーロードを整備し、森林セラピー基地として認定を受けました。森林セラピー事業については「おくたま地域振興財団」が様々な事業を企画、豊かな森林と渓谷美や歴史道、山岳景観など変化に富む魅力あふれる自然をお客様に楽しんでいただいております。その道案内役として「結の会」の皆様、森林セラピーアシスターの皆様にはご活躍頂いております。事業の実施にご尽力いただいておりますことはもとより、日常の自主研修、他団体との研修会も開催するなど、その活動に感謝を申し上げます。
もうすぐ暖かい春を迎えます。四季折々の奥多摩の自然をこれからも伝えていただきますようお願い致します。

3月9日

今年は「防災」

今年も奥多摩木村奨学会の主催で「おくたま作文コンクール」「優秀児童・生徒・学生奨励賞表彰式」が奥多摩文化会館で開かれました。奨励賞は、ゴルフ、バトミントン、野球、剣道、カヌー、幅広いスポーツ分野で活躍している個人団体が表彰されました。
作文のテーマは「防災」。昨年一昨年と「ゴミ」「水」をテーマに素晴らしい作文を読むことができました。今年の「防災」も幅広い視野からの考察が読み取れ、感心するばかりでした。コロナ禍を契機とした時代の変化は、生活の変化をもたらし、子どもたちの意識変化にも表れています。日常の営みを災害時に照らし合わせて考えたもの、エネルギーの備蓄に言及したもの、非常持ち出し袋の存在、ライターの使い方などオール電化時代における災害対策などを家族で話し合い、この作文コンクールに臨まれた様子が伺えました。何よりも防災意識、課題をご家族と共有できたことが一番の収穫でしょう。子どもたちの
多くの気づきが今回の作文集から読み取れました。
時流に沿ったテーマで子どもたち、ご家族の啓発に寄与していただいております奥多摩木村奨学会の皆様に改めて感謝を申し上げます。

3月2日

新たなスタート「川野車人形」

午後から、ダム湖畔の川野生活館に向かいました。
「川野の車人形」令和4年度、国内2例目となる国の重要無形民族文化財に指定され、この度、国、都の補助を受け、永年の使用により傷んだ人形の頭部分の修復を終えました。
車人形で使用する人形の頭は、文楽で使用する人形に非常に近いもので、修復には相当の熟練を要すとのことでした。幸い徳島市在住の甘利洋一郎氏を紹介され、この2月の下旬に立派な車人形に修復され、本日、地元、川野の生活館で御披露目されました。
演目は、「御祝儀三番叟」日向景清一代記「人丸姫道行の段」源平盛衰記「盛利注進の段」など修復された車人形に命を吹き込むべく、保存会皆様の熱演が続きました。
川野車人形の今後の維持管理につきましては、人形の衣装の修復、各演目の場面となる吊り下げ式の背景画の修復など、これからも手を加えるものは多々在りますが、川野車人形を大切に思ってくださる国都、学識者の皆様に感謝を申し上げるとともに、素晴らしい人形師に出会えたきっかけを作ってくださった方にも御礼を申し上げます。

人丸姫道行の段の一場面
盛利注進の段の一場面

3月2日

毎日が「山の日」

本年8月10,11日に東京都で開催される「山の日」全国大会開催に先駆け、東京の山の楽しみ方を伝え、山を身近に感じることができる「山の日 全国大会TOKYO2024プレイベント」が奥多摩町で開催されました。奥多摩駅前広場、奥多摩町福祉会館、奥多摩ビジターセンターが会場となりました。奥多摩駅前では東京の食材を使用したご当地キッチンカーが4店並びお客様を迎えていました。奥多摩町福祉会館では生花や書道のパフォーマンスにお笑いライブ、東京の自然を学ぶクイズコーナーに加え、ワークショップでは「シカの革で作るキーホルダー」や「スギのお香作り」「動物のこんせきサコッシュ」など、また、ビジターセンターでも「鳥のキーホルダー作り」「葉っぱのストラップ作り」等のワークショップがお客様を楽しませていました。
奥多摩は東京都の約十分の一の面積、町自体が94%の森林で囲まれています。晴れた日の朝の奥多摩駅は登山客で賑わいます。「山の日」に向けて「山の楽しみ方」「安全な登山への啓発活動」をしっかりと伝えてまいります。

スギのお香作りコーナー
スギのお香を作っている様子
書道パフォーマンスによる「登」という文字
会場で生けた花

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 秘書広報係

奥多摩町氷川215-6

電話番号:0428-83-2345
ファクス:0428-83-2344

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