町長ブログ(令和6年1月)

更新日:2024年01月25日

1月25日

猫の気持ち

養魚池をのぞき込む猫が解りますでしょうか?釣り場の職員が午後の放流に向けて、ニジマスを大きな池から小さな池に移しているところに、しっかりと張り付いています。今にも手を出しそうな雰囲気でした。
ここは駅から徒歩10分以内で行くことが出来る「氷川国際釣り場」です。私は時々お昼に伺います。カレーも3種類ありどれもとても美味しいです。今日は激辛のグリーンカレーをいただきました。激辛の中に甘みも感じられる絶品です。お蕎麦も手打ちで美味しいです。ほかに大麦を使った「麦切り」も珍しい逸品です。釣り以外のお客様が多いのも頷けるところです。
今朝は今年一番とも思える寒い朝でした。日原川で釣りを楽しむお客様も数組いらっしゃいました。寒い中ですが、楽しんでいただいている様子が橋の上から伺えました。

養魚池をのぞき込む猫
養魚池
氷川国際釣場
釣りを楽しむ人々

1月23日

しゃんしゃん

トイレで手を洗った後、ハンカチを使わず、洗面台の外で手を(しゃんしゃん)と振って水滴を落としてしまう方をよく見かけます。次に来る方がその水滴を踏んで用を足すと便器の前に水が溜まり、それをお小水と勘違いして、さらに便器周りを汚してしまうという現象が多いとのことです。
以前、このコーナーで紹介しましたOPT(おくたま ぴかぴか といれ)「日本一観光用公衆トイレが綺麗な町」を目指す奥多摩町のプロフェッショナル清掃集団「オピト」の皆様は、この負のループ現象を「しゃんしゃん」と呼んでいます。
オピトは7年前に結成され、現在も町の観光トイレの清掃を請け負っていただいております。トイレの清掃はもとより、周辺の草刈りや建物自体の清掃まで、細かいところまで手が行き届いた仕事ぶりが、町民皆様、観光客皆様から評価をいただいております。床の掃除はモップやブラシを使わず、手仕事という徹底ぶり、トイレ清掃のイメージを覆してくれた面々です。写真をご覧ください。ご納得いただけるものと思います。

しゃんしゃんとてをふる
便器の前が水で濡れます
便器からはなれて用を足す
このようにして床がよごれていく
床を手仕事で清掃
オピトのメンバー

1月16日

大谷さんありがとう

大谷選手から送られたグラブ

メジャーリーグでも大活躍の大谷選手、説明の余地がないほどのスーパースターです。彼の人間としてのスタンスに多くの人が共感しています。そんな大谷選手が、日本全国の子どもたちへ「野球しようぜ」のメッセージと共に、グラブを届ける事業が広がっています。奥多摩町の小学校にも先週届きました。町立氷川小学校、古里小学校にも暖かい気持ちが届きました。大谷さんありがとう!子どもたちが嬉々としてキャッチボールをする姿が目に浮かびます。

1月13日

武道始め

午後からは、恒例の「青梅警察署武道始め式」に伺いました。柔道と剣道の模範試合と合気道の演武を拝見しました。目の前で展開された試合は、粗い息遣いなど迫力が直に伝わってきて力が入りました。合気道の間は、荘厳な空気が伝わってまいりました。少年柔道と剣道の紅白試合もあり、普段の稽古の一生懸命さが伝わってまいりました。男子に真っ向から向かう女子の姿にも大きな拍手が送られました。
この広い青梅奥多摩管内の安全に尽力されている皆様に改めて感謝を申し上げます。

1月13日

頼もしい小学生

町が所有している空き家を自分たちの手でリニューアルし、移住者居住希望者を迎えようと奥多摩町立古里小学校の6年生の皆さんが「空き家活用プロジェクト」を立ち上げました。写真は先週土曜日の活動の様子です。
庭の草取りからはじめ、外構内装など地域の「匠」の皆様からご指導をいただきながら小学生としての観点から自己啓発活動を行っています。居住希望者の皆様に観ていただくために、この日もみんなで作成した映像を流し、奥多摩の良いところを紹介、私自身もハッとする場面もありました。頼もしい小学生です。
この日は教育を専門とする大学教授にもこの活動を見守っていただきました。土曜日の一日をこのような活動に、児童と一緒になってご指導をいただいています先生方にも感謝いたします。

 

大人と小学生が一緒になって丸太を切る様子
映像を映し出している様子
空き家活用プロジェクトの看板

1月8日

大人になるということ

晴天のもと35名の成人皆様の「二十歳を祝う会」が奥多摩文化会館で行われました。大人になるということは・・・いろいろな方からの祝辞で、いつものように責任と義務、社会人としてあるべき姿が語られましたが、大人になるということはどういうことなのだろうかと改めて考えさせられました。
我慢ができたり、自分が悪いと認められるようになったら立派な大人。不合理や理不尽を笑って受け入れることのできる人のこと。人に迷惑をかけず責任を取れる人のこと。人生のいつくしみ方を知っている人。 人の痛みに寄り添い、温かい目で周りの人をみることができる人。などなど・・・分別の無い人を見て「大人」とは年齢ではないものだと気付く、そう大人とは年齢ではない、年少の子どもでさえ、しっかりとした認識を持って行動できる子どもがいるのも事実です。
なぜ、このように大人の定義が、諸説湧き出てくるのでしょう。それは、その尺度、物差しは皆さん自身の心の中にあるからではないでしょうか。大人の入り口に立っている皆さんが、これから考え、実感していくものと思います。
さて、もう一つ「感謝の念」という言葉が成人を迎える皆様に向けられます。ご家族、恩師、地域の皆様に・・・気持ちを胸いっぱい抱えていても、なかなか言葉や行動に表わすことは難しいものです。ある方が言っていました。「その気持ち、社会に出て関わった人に向ければよい」と・・・その通りだと思います。世の中の動きが目まぐるしく変わる時代です。今ある職業が20年後には半分なくなるといわれています。こんな時代だからこそ自分をしっかりと見つめ、力を蓄えていく必要を感じます。
20歳、本当に羨ましいです。幸多かれと祈ります。

二十歳を迎えられた皆さんと

1月7日

出初式

本年は年始早々大変な災害が起こってしまいました。この度の能登半島を中心に起こりました大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、そのご家族や被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。いつ自分が暮らしている環境で、災害が起こるかわかりません。日常の仕事、生活を与えられた場所でしっかりと行うことと感じました。
今日は雲一つない快晴の朝を迎え、奥多摩町消防団出初式が氷川小学校の校庭で挙行されました。式典に先立ち、今回の震災で犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表し、黙祷を捧げました。
式典では消防資機材の配属、分団表彰、個人表彰等式典が進む中、消防少年団と各分団による一斉放水が行われると観覧されていた町民皆様から歓声が起きました。舞い上がる放水に、今年一年の安全をお願いいたしました。
以下出初式にあたり、町長告辞を記載いたします。

 

告 辞
あけましておめでとうございます。
令和6年の新春を飾る、恒例の奥多摩町消防団出初式にあたり、一言、ご挨拶申し上げます。
本日は、衆議員議員 井上 信治 様をはじめ、ご来賓の皆様には、年頭のお忙しい中ご臨席を賜わり、消防団出初式が挙行できますことを、まずもって御礼申し上げます。
また、団員皆様には、常日頃から、町の防火、防災に対し、献身的なご尽力を賜わり、深く感謝申し上げます。歳末特別警戒も寒い中、大変ご苦労様でした。
さて、近年は、国内において地震や台風、大雨、大雪などを原因とする自然災害の被害が増加しています。
昨年に発生した主な自然災害を見てみますと、5月の1か月間のうちに全国各地で震度5弱以上の地震が6回も発生しました。また、台風は例年よりも発生数は少なかったものの、勢力の強い台風が多く発生し、台風13号は、関東で局地的な大雨や強風が続き避難指示が発令された地域もありました。
また今年は、新年明けて早々に夕方、石川県能登地方に最大震度7という大地震があり、津波も発生する事態が起きました。
現在も被災地では余震が断続的に発生しており、多くの方が不安な時を過ごされていることと思います。
犠牲となられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災されたすべての方々に、心からお見舞い申し上げます。また、被災地域の皆様の安全の確保を心からお祈りいたします。
幸いにも、昨年は、奥多摩町においては、台風災害等大きな自然災害の被害はありませんでしたが、様々な事態を想定した、地域防災計画の見直しを進め、災害に備えることが急務であると強く感じたところでございます。
また、当町は、過疎化と高齢化が続いており、団員皆様には大変なご苦労をおかけしておりますが、町としましても、地域防災計画に基づき、消防力を図るため防災意識の高揚を図り、消防資機材の近代化と拡充を計画的に推進するほか、最大限の努力をしているところであります。さらには、子育て支援・定住化対策により、消防団員の確保を図り、災害に強いまちづくりを、引き続き推進してまいります。
奥多摩町消防団は、長い伝統を持って組織を築き上げ、団員の皆様には、生業を持つかたわら、崇高な消防精神と強い責任感をもって、住民生活の安全確保に、日夜、献身的な活動を続けていただいております。団員皆様を日頃から陰で支えていただいておりますご家族のご理解、ご協力にも厚く御礼申し上げます。
結びに、井上団長をはじめ団員皆様には、本年も防火、防災の重要性を深く認識され、住民が安全で、安心して暮らせる町づくりに、なお一層ご精進くださるよう切望いたしまして、告辞といたします。

令和六年一月七日
奥多摩町長 師 岡 伸 公

 

一斉放水
出初式の様子

1月1日

年頭のご挨拶

明けましておめでとうございます。
町民皆様には、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、日頃より町政にご理解とご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。

令和6年度は、第5期長期総合計画も残すところ1年となり、仕上げの年を迎えます。
令和7年度を初年度とする今後の町の指針となる第6期長期総合計画の策定に向けては、昨年から、若手職員の育成及び町民の方からのご意見をいただくため「若手職員ワーキンググループ」を設置し検討を重ねているほか、今年は、多摩大学総合研究所のご協力をいただきながら「今後のまちづくりの方向性」などについて話し合う「住民ワークショップ」を開催してまいります。

今年は、私が町民皆様のご支援を賜り町長に就任し、町政運営に取り組んで丸4年を迎えます。
これまでの期間、新型コロナウイルス感染症の対応に追われ、制限がある中ではありましたが、地域の発展と住民の福祉向上に向けて、まずは皆さんの安心安全を第一に各種の取り組みを行ってまいりました。現在、町では少子高齢化や移住・定住化の対策をはじめ、多岐にわたる課題を抱えておりますが、引き続き町民皆様の声に耳を傾け、地域コミュニティの活性化に資する解決策を追求してまいります。

安心安全のまちづくりといたしましては、防災拠点となる役場庁舎の建設に向けて現在、基本設計作業を進めている段階にあり、アクセス通路の整備検討を含め、引き続き関係機関と協議を重ね令和8年度の竣工を目指してまいりますが、今後、町民皆様にご意見を伺う機会を設けてまいりますので、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

また、観光立町を推進するため、「森林セラピー事業」、「JR青梅線の東京アドベンチャーライン」、「観光客誘致宿泊補助事業」などを通じて町全体の観光業の活性化と振興を、引き続き図ってまいります。

私は、これら事業を推進するために、事務事業の見直しをはじめとする行政改革を引き続き行うとともに、国や東京都からの財源確保に努め、着実に町政運営を図ってまいります。

どうか本年も、引き続き町民皆様のご理解とご協力をお願いいたします。結びに、皆様のますますのご多幸とご健勝を祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 秘書広報係

奥多摩町氷川215-6

電話番号:0428-83-2345
ファクス:0428-83-2344

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