町長ブログ(令和5年3月)

更新日:2023年03月31日

3月30日

愛さずにはいられない

「愛さずにはいられない」本日観賞したお芝居のタイトルです。舞台は奥多摩、魅力溢れる奥多摩の自然を舞台に物語は展開されました。
ストーリーは、奥多摩の小さな茶屋を囲んで、地域に暮らす人々の日常と奥多摩に非日常を求める観光客との触れ合いを描いています。ある日の日曜日、それぞれの事情を抱えた都会人が奥多摩の空気に浸り、何かに気づき、何かを失い、何かを得て日常に戻る。私たちに一番大切なものは何かを探る一日を90分のステージに表現されました。随所に奥多摩の観光スポット、特産品、住民の暖かさなどがちりばめられていました。
地域の草野球のチーム、メンバーが物語の重要なファクターなのですが、そこに観光客も巻き込んでしまうというコメディータッチも「多いにあり」という演出、面白かったです。舞台は休みなし、幕間なしの連続でしたが、出演者の見事な連携で、90分間があっという間に流れていきました。奥多摩が舞台ということで、ある意味、期待感が強かった私でした。もう少し突っ込んだエピソードも交えてほしいという願望も有りましたが、一つのお芝居として完成されたものを観られたことで、満足の帰路となりました。
演じられたのは「劇団芝居屋楽屋」の皆様、会場は三鷹駅前の武蔵野芸術劇場でした。

お芝居の様子

3月19日

ワサビ塾とボッチャ教室

昨日の10時から奥多摩わさび塾第16期生、17期生の修了式が奥多摩町役場で行われました。台風災害からの復旧、コロナ禍での大変な塾の運営、活動であったことと思います。講師の先生、山葵組合皆様のご協力をいただき、修了の日を迎えました。それぞれの道をこれから歩んでいただけるものと思います。奥多摩ワサビの担い手として大いに期待致します。
その後奥多摩文化会館を訪れました。「ボッチャ教室」が開かれていました。この日は、地域やスポーツ団体の皆様がチーム対抗で「ボッチャ」を楽しみました。見てください!この写真、まるで東京パラリンピック金メダリストのスギムライジングでは?見事なショットでした。各チーム、笑顔が絶えない「ボッチャ教室」でした。老若男女、小中学生、みんなが楽しめる「ボッチャ」これからも町民皆様の楽しめるスポーツとして推進したいですね。

ボッチャをしているところ

3月18日

早朝のイベント

朝の7時台に始まるイベントは少ないものですが、列車の出発式ともなるとやはり朝が相応しいのでしょう。この日、青梅駅にて「東京アドベンチャーライン」を走るラッピング列車の出発セレモニーが開かれました。東京アドベンチャーラインとは、青梅線の青梅―奥多摩駅間の愛称で、沿線の魅力をPRしようと、JR東日本八王子支社によって命名されました。4両編成のラッピング列車は計5種類のデザインがあり、地域に生息する昆虫や四季ごとの動植物などがあしらわれていて子どもたちや観光客の目を楽しませてくれます。
セレモニーでは、JR東日本八王子支社支社長のあいさつに続き、関係者によるテープカット、そして午前8時2分、青梅駅長と青梅市長、奥多摩町長の3人の合図で、桜などが描かれた春のラッピング列車、奥多摩行きが出発しました。

テープカットの様子
列車出発をお見送り

3月16日

電車が混み始めました

今年は暖かな春が早く訪れたことも有り、感染症対策に加えて、花粉症の皆様には、マスク、眼鏡等は必携と苦労の多い毎日の事と思います。
今日も暖かな朝を迎えました。通勤通学の常連?に加えて、奥多摩行きの電車には、登山客が多く乗車するようになりました。マスクの緩和政策が打ち出されましたが、車内は見渡す限り、マスクを着用しています。これから卒業式、入学式シーズンを迎え、学校現場でもマスクの取り扱いが以前とは変わってまいります。子どもたちが、活き活きと活動できる環境を期待します。
さて、一昨日の14日、東京で桜の開花宣言が有りました。桜前線は南からという今までの概念、常識が気象変動で変わってきています。桜の開花「600度の法則」というのが有り、2月の1日からの日々の最高気温を足して600度になるころにサクラが開花するというものです。今年もあるテレビ局の気象予報士が、この法則に則って14日の開花を予想していました。見事ですね。

3月13日

運転士になってみる

昨日の日曜日、3月18日の青梅線ダイヤ改正に先立ち、青梅線青梅駅から奥多摩駅間を結ぶ通称「東京アドベンチャーライン」のラッピング電車や新ホームの内覧会が青梅駅にて開かれました。この日は、通学に電車を利用している青梅奥多摩の児童、自治体関係者が対象となりました。
ラッピングされた電車やワンマン車両と新しいホームの見学、JR社員皆様の仕事の内容や普段は気に掛けることがないだろうと思われる、仕事のグッズ(道具)なども触ることが出来ました。最終コーナーでは運転席に入らせて頂き、運転士さんにいろいろな質問をしていました。1周だけでは物足りず、何回も見学する児童もおりました。子どもたちにとって新鮮な一日だったことでしょう。

児童が運転席で運転
内覧会の案内
スタンプラリーをする子供達
新ホームとラッピング電車

3月12日

森林セラピーアシスター

奥多摩町では、森林の効能を利用し、人のこころと身体の健康維持・増進を図ることを目的とした、森林セラピー事業に取り組んでいます。平成21年4月に森林セラピー基地「おくたま巨樹に癒される森」としてオープンし、森林セラピーツアーなどを開催、毎回多くの方にご参加をいただきご好評をいただいています。
この森林セラピーを、安心・安全で快適にお客様に体験していただくため、森林セラピーでのガイドを行っていただく方を「奥多摩町森林セラピーアシスター」として認定しています。昨日は、この森林セラピーアシスター皆様の会「結いの会」の総会が久しぶりに対面で開かれました。会員皆様は、観光で奥多摩を訪問する皆様に、森林セラピーをはじめ、観光ツアー等各種事業に積極的にガイドとして活躍をしています。日頃の活動に改めて感謝を申し上げます。今後もコロナ禍収束後のインバウンド対応も含め、会員皆様の活躍が期待されます。

3月11日

ゴミについて考える

一般財団法人奥多摩木村奨学会では、例年、町内の小中学生を対象に作文コンクールを実施していただいております。今回も学校の協力をいただき開催されました。
今回のテーマは「ゴミ」でした。小学校3年生から中学校3年生まで「ゴミ問題等」についてしっかりと想いを綴っていました。自ら捨てるゴミ、捨てさられているゴミ、日常に起こりうる現象に目を向け、そして未来にも目を向けた作文に感心させられました。普段、学校での生活が中心である小中学生の皆さんが、奥多摩町のごみ問題の現状をしっかりと捉えていました。住民皆様、町内事業者皆様、ボランティアグループの活動、町の対策をよく理解し、自分自身の問題として言及していることに驚きました。「私たちの出来ること」そこからスタートするという姿勢を大事にしたいと思います。
第二部の講演会は「奥多摩クリーンアッププロジェクト」と題し、菅原和利氏のお話をお聴きしました。本日の作文コンクールの表彰に相応しいイベントとして有志を募り、数多く町内で実施されています。興味深いのは「ゴミ拾い」に特化するのではなく、遊びやスポーツ性も加味してのイベントにしていること、評価すべきは、楽しんで奥多摩の自然を保っていこうとする心意気です。菅原氏は趣味の釣りを通じても、自然保護の啓発活動を行っています。奥多摩に生息するヤマメを奥多摩湖からサクラマスとして遡上させたいとの壮大な計画「サクラマスプロジェクト」も立ち上げました。また、数万人の応募者の中から釣り人の支援制度である「アングラーマイスター」に選ばれ「釣り人が水辺をきれいにする」というコンセプトで奥多摩周辺の水辺のゴミ清掃活動にも力を入れています。様々な角度から清掃活動に取り組んでいる有志皆様、しっかりとした作文で、私たちの意識を揺り起こしてくれた児童、生徒の皆さんに感謝いたします。

大勢でゴミ拾い
クリーンアッププロジェクト
サクラマスプロジェクト
ヤマメの稚魚放流イベント

3月5日

ストレスと上手に付き合う

ストレスとは上手に付き合いたいものです。自分自身が常に感じていることと内面から知らず知らずのうちに蓄積されるストレス、普段ストレスという言葉を頻繁に使っていましたが、ところで「どうなんだろう」という気持ちで話を伺いました。
この日は、心理的ストレス、うつ病などに造詣の深い専門医による講演会が奥多摩文化会館で開催されました。講演は、強迫性障害、適応障害、うつ病、自律神経失調症などコロナ禍で生じたメンタルの不調の説明から入りました。外出、仕事、学校、家庭、依存やパニック、医療福祉従事支援者等の環境、人間関係(付き合いの度合い)など人により千差万別ですが、ストレス、つまり外部からの圧力であることには違いありません。この3年あまり、コロナ禍における環境変化がもたらしたストレスは枚挙にいとまないほどです。ストレスが心に出る場合、身体に出る場合、行動に出る場合、自分のストレスにまず気づこうと・・・
うつ病は、要因が様々なので原因探しをしないこと、アルコール依存症とも合併しやすい、そして、我慢しないことが大切だと・・・様々な治療のお話を聞きましたが、やはり必要なのは休養、のんびり、「しなければならないこと」から距離を持つ、そして食事療法(バランスのとれた食事)が、、、こうしてみるとやはり、傍にいてくれる人が大事なのでしょうね。

 

3月4日

川野の車人形

奥多摩町伝統の「川野車人形」が、国の無形文化財に指定されましたことは1月のこのブログで紹介いたしましたが、本日、その記念公演が地元川野の生活館で披露されました。コロナ禍以前には多くのお客様、報道の方がお越しくださいましたが、今回の記念公演も限られた皆様での開催となりました。
明治から幾多の危機を乗り越えて技の継承に努められてきた「川野の車人形」湖畔に残る30世帯余りのメンバーで、「保存会」を結成し、伝承の基盤づくりに励まれました。しかし、若年層の少なさからその継承には大変なご苦労が伴いました。そんな中、保存会と地元小河内小学校の教育課程に「総合的な学習」の一環としてこの「川野の車人形」が掲げられました。人形遣いの技は大人でも難しいそうですが、保存会のおじいちゃんが先生となり子どもたちに授業をしてくださいました。その成果を統合された氷川小学校の学芸会などで発表し、新たに「川野車人形子ども教室」がスタートしました。子どもたちの稽古を組織するために、小河内小学校で学習の中心を務めた先生がPTAのお母さん方の協力を仰ぎ、伝統文化を継承する若者を育ててきました。
本日の記念公演には、その子ども教室で育った学生さんをはじめ、PTAで協力され続けてきたお母さまたちが、人形遣いや浄瑠璃、三味線を担当されておりました。今後も地元の保存会皆様のご尽力で、この伝統の「川野車人形」を継承していただけますようお願い申し上げます。奥多摩町もしっかりと応援してまいります。
3月の19日(日曜日)には小河内ダムの「水と緑のふれあい館」で午前の部、午後の部と2回公演されますので、是非、お出かけください。
また、6月の3日(土曜日)4日(日曜日)には八王子の「いちょうホール」にて「八王子、川野、竹間沢」の3座による合同公演が有ります。舞台での公演もご期待ください。

御祝儀三番叟
人丸姫道行の段

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 秘書広報係

奥多摩町氷川215-6

電話番号:0428-83-2345
ファクス:0428-83-2344

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