町長ブログ(令和5年2月)

更新日:2023年02月28日

2月26日

ひな展コンサート

昨年の奥多摩ふれあい祭りも久しぶりの開催で、町民皆様が楽しく交流が出来ました。そして、本日のひな展コンサートも本当に多くの町民皆様が奥多摩文化会館にお集まりいただきました。
快晴のもと、開会式では、いつも町の行事を盛り上げていただいている「奥多摩清流太鼓」の皆様による演奏で景気づけをしていただきました。コンサートに訪れた皆様はもとより、グラウンドにいた少年野球の選手たちも勇壮な太鼓の音に引き付けられ見入っていました。
さて、オープニングの後は「奥多摩民舞謡連盟」の皆さんの歌と踊り、「都山流尺八央山会」皆様による尺八の演奏、「モアニ・フラ」皆様のフラダンス、最後は「奥多摩吹奏楽団」のメンバーによる演奏と様々なジャンルのプログラムで、各団体へのアンコールの拍手が鳴りやみませんでした。また、出演者と会場が一体となって歌や踊りを共有出来たことも、今回のコンサート、収穫ではなかったかと感じました。

 

清流太鼓
ひな人形の展示

2月19日

想いでは深く刻まれる

昨日のスポーツデー、最後の締めはフィッシング、これもスポーツです。幼き頃、初めて釣竿を手にし、大きなニジマスを釣った時の喜びは、今でも鮮明に残っています。このことが自身の最大の趣味となった「釣り」のはじめでした。小学校2年生のニジマスとの格闘は正に、スポーツでした。
その思い出の地である、奥多摩町の大丹波川国際虹鱒釣場の定期総会が昨夜開かれました。総会も半ば過ぎての遅参で失礼をいたしました。しっかりとした議案書を手にした時、資材の高騰、光熱水費の高騰、魚という生き物が商品である難しさなどこの一年の、この3年間の事業を運営するご苦労が垣間見えました。入漁者の目標、具体的な新年度の事業計画も素晴らしいものでした。
コロナ禍前には、夏休みに家族で楽しめる企画もしてくれました。釣りだけでなくバーべキューや川をせき止めてのプール遊びなど工夫を凝らしたイベントを行っていました。釣り場の職員だけでなく住民有志が一緒になっての「おもてなし」はまさしく地域づくりの原点だと感じました。幼少期の想いでは深く刻まれます。子どもの時の体験が、リピーターとなってまた、奥多摩を訪れることを願っています。
奥多摩には五つの管理釣り場とひとつの釣り堀がありますが、それぞれ特徴があり、餌釣りからテンカラ、毛ばり釣りなど様々なフィールドが有り、愛好家に親しまれています。池の有る渓流釣り場もあり、子どもも楽しむことが出来ます。これから暖かくなります。是非ご家族でお出かけください。町のホームページから観光案内所を検索してください。六つの釣り場が現れます。

 

2月18日

スポーツデー

青梅マラソンを明日に控え、今日は開会式が青梅市総合体育館で行われました。私も後援団体の一員として参加致しました。式後には、金メダリスト高橋尚子氏と箱根の山登りスペシャリスト神野大地氏の価値あるトークショーを聴くことが出来ました。一流アスリートの生の声が聴けるということで、会場には多くのファンが集まりました。お二人のトークの巧みさと中身の濃さで、あっという間の一時間が過ぎました。
会場にいるランナーの質問にいくつか答えましたが、その答えもじっくりと時間をかけ、丁寧な応答に感心させられました。靴の選び方の質問では、厚底と薄底の特徴を、走る距離、その人の力量、筋肉の鍛え方など、誠に細かな部分に言及した二人に聴衆も納得というところでした。明日の本番の応援が楽しみになりました。
夕方からはスポーツツーリズムシンポジウムに参加しました。このイベントは「特定非営利活動法人にしたま」の企画により開催されました。はじめに、スポーツ庁の職員による講演会が行われました。見るやるすべてがスポーツ!競技だけではない、身体を動かすことがスポーツ、日常的な活動としてのスポーツであると・・・新たな視点としてスポーツによる地方創生、スポーツによる健康づくり、スポーツによる交流人口の増加など地域経済の循環を図るなど、新しい視点の講義を受けました。
スポーツを楽しむだけでなく、アフタースポーツとして、その地域ならではの体験、宿泊など、地域資源をも掘り起こそうというものです。今日の講演を聴き、まだまだ西多摩地域では、宿泊施設などが足りない部分もある、地域活性化のためにもスポーツツーリズムを発展的に展開していく必要性を感じました。

 

2月11日

迅速な対応に感謝!

昨日10日は朝から夜まで雪が降り続きました。一日降り続いた割には、奥多摩町内は10数センチ程度の積雪でしたが(雲取山はじめ山間地域はこの比ではありませんが)町では、午前11時から「情報連絡体制」をとり情報の収集に努めました。午後11時近くの大雪警報解除まで職員が役場に詰めましたが、大きな事故の通報もなく今日を迎えることが出来ました。
今朝から町内各地で除雪作業が始まりました。各事業者の協力により、幹線道路周辺では早い時間に作業が終わりました。若干の倒木等の連絡が入りましたが、大きな事故につながる報告はありませんでした。いつもの事ながら、町内事業者皆様の協力体制には、深く感謝を申し上げます。
今日は、暖かい日差しが注がれ、太陽のあたる斜面の木々には、お昼現在、もう雪のかけらは確認できません。あの大雪の年(9年前の平成26年)は、一週間前にもかなりの積雪があり、山の木々には太陽が当たっても解けない雪が確認できました。木々の雪が解けないと近いうちに大雪が降るとの伝えの通り、9年前には未曽有の大雪となったわけです。定説を信じれば、今回は暖かい日差しで雪の残っていない木々を見れば今後の大雪は降らないと信じたい気持ちです。
今年は比較的乾燥した冬でしたので、今回の雪は、生態系にとっては恵みの雪かもしれませんね・・・

2月9日

備えあれば・・・

1月の30日(月曜日)昼過ぎ、役場本庁舎下の日原川左岸河川敷で枯草火災が発生し、発見者から通報を受けた役場職員が消火に走りました。消防署への通報と並行し、急遽、職員16名が現場に駆け付けバケツリレーで消火活動にあたりました。幸い発見が早く大事に至らず鎮火となりましたが、これが役場下でなく民家下であったらと思うとゾッと致します。昨今の大規模な山火事をみてもはじめは小さな火種、火は怖いという認識を持って防火にあたることを再認識いたしました。
この日は、奥多摩消防署長から消火活動に対して2名の職員が、代表して感謝状を受け取りました。消防署長からは、日ごろの防火に対する心構えと訓練が迅速な消火活動に現れたとのお言葉をいただきました。職員は消防団員でもあり、しっかりと身体に染みついた防火に対しての心構えが、今回の行動に現れました。現場の日原川に入り、バケツに水を汲む役目、それを受け、水をかける役目、チームワークが防いだ今回の消火活動でした。

 

2月5日

風流踊の世界

「ふうりゅう」ではなく「ふりゅう」と読みます。「ふうりゅう」は「上品な趣き」いわゆる侘び寂のイメージ、「ふりゅう」は華やかで賑やか という意味になるそうです。奥多摩に代々伝わる郷土芸能「小河内の鹿島踊」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことは以前このコーナーでお伝えいたしましたが、この度、ユネスコ無形文化遺産記載記念(正式には登録でなく記載と表現する)の第54回東京都民俗芸能大会が「風流踊の世界」として開かれ、ユネスコの無形文化遺産に登録された「小河内の鹿島踊」をはじめ、8つの団体が4日、5日の二日間にわたり出演しました。舞台上で披露される鹿島踊りを観るのは初めてでした。踊り手、笛・太鼓の囃子、唄と一心同体の舞台に魅了されました。新宿文化センターの大ホールには多くのお客様が来場し、それぞれの舞台を楽しまれていました。この日は、ほかの2団体(台東区の白鷺の舞)(足立区の花畑大鷲神社獅子舞)の舞台も観賞しましたが、これまた素晴らしく会場からは大きな拍手が送られました。
帰路に就く間も余韻が続いてのでしょうか、この日はゆったりとした心持で過ごすことが出来ました。奥多摩に代々伝わる郷土芸能「小河内の鹿島踊」風流踊の世界でのお披露目、本当におめでとうございました。

 

鹿島踊と月
鹿島踊1
鹿島踊2
鹿島踊3

2月4日

誠実に生きる

今日は、氷川小学校で道徳授業地区公開講座が開催されました
この日は主に高学年の授業を観させていただきました。仕事として自分の目先の利益を優先するか、一人の人間との約束を優先するかの決断に迫られた人の心理について考えさせられる課題でした。道徳授業ですから正直、誠実が問われるわけですが、AかBか右か左かという選択は、私からすれば非情な決断のように感じました。大人はいつも落としどころを考えてしまいます。もっとこういう選択肢があるだろうと考えてしまうところですが、、、そこは「誠実に生きる」という命題の中で児童たちの議論が展開されました。国語、算数、理科、社会と違って、教師の力量も問われる道徳の授業の難しさを感じました。
また、道徳授業に先立ち校庭では、東京都主催による「子どもを笑顔にするプロジェクト」「FC東京サッカー教室」が開かれました。低学年と高学年二班に分かれての指導を受けました。さすがプロです。子どもたちは嬉々としてボールを蹴っていました。先生方も上手でびっくりしました。
午後からは西多摩地区医療懇話会に参加し、医師会皆様から特定健診相互乗り入れ、地域包括ケアシステムの構築とその課題など多くの情報提供を受けました。意見交換では、課題である特に高齢者の口腔ケアー対策の推進を挙げました。フレイル予防など貴重な示唆もいただきました。

氷川小学校校庭サッカー教室1
氷川小学校校庭サッカー教室2

2月3日

朝の新宿

森に足を踏み入れると、一面に緑が覆い、木々や土が香り、森に息づく生命や力を感じる、そして、その森は私たちを癒し、リラックスさせてくれます。森林の持つこれらの癒し効果は、これまでも「森林浴」として親しまれてきました。しかし、「森林浴」の効果については感覚的にしか語られてきませんでした。一方で、現代社会ではストレスが大きな問題になっており、さまざまなストレス解消方法が求められるようになっています。そこで、この「森林浴」の効果をこころと身体の健康に活かそうという試みが「森林浴」から一歩進んだ「森林セラピー」です。この森林セラピーを事業として展開しようと「森林セラピー基地」「森林セラピーロード」が北は北海道から南は沖縄まで、全国で65か所が認定されています。
昨日から一泊二日の日程で、セラピー基地を運営する皆様が、東京の新宿に集まり、「森林セラピー基地全国ネットワーク会議」が開催されました。初日は、「インバウンドとしての森林セラピーの可能性」「森林サービス産業の創出・推進に向けて」などのテーマでご講演をいただき、その後、ディスカッション・質疑が行われました。二日目は、全国の森林セラピーを運営している団体皆様からのアンケート調査から見えてくる今後の課題について講演をいただき、その後の活発な質疑応答に繋がりました。立地条件、運営主体、予算措置など様々な立場の違いが有りますが、この「森林セラピー」の効果をお客様に提供するという最終目的は共通のものがあります。参加者の前向きな発想をお互いに認知しあった有意義な二日間となりました。今回から東京の奥多摩町が「森林セラピー基地全国ネットワーク会議」の幹事役を務めることとなりました。よろしくお願いいたします。
写真は、二日目の朝会場へ向かう途中のものです。朝8時台の新宿を歩くのは初体験でした。朝から人の流れ、車の通行は奥多摩の比ではありませんでした。

朝の新宿
新宿のビル

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 秘書広報係

奥多摩町氷川215-6

電話番号:0428-83-2345
ファクス:0428-83-2344

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