町長ブログ(令和4年7月)

更新日:2022年07月27日

7月27日

正しく恐れる

とうとう3年目を迎えてしまいました。当初は10人でも大きな感染への恐怖を感じ、できる限りの効果的な対策を講じてまいりました。今も基本的なコロナウィルス感染症対策は変わることなく国民皆さまが実行されていますが、経済活動との両立の中で、若干の隙間を突かれている現状も見受けられます。確かに第一波の時と今、第七波の現在ではあらゆる環境が変化しています。3密の回避、マスクの着用、手洗い励行の3本の柱の基本的な対策は変わりませんが、全国で最高値の感染者を出している現況でも行動制限が敷かれていないこと、飲食店等商業施設等の緩和状況などは今までとは大きな違いです。
様々な変異株の出現、そして、国内で初めて感染者が確認されたサル痘への対策等まだまだ気の抜けない状況はしばらく続きそうです。もう一度初心に帰り、足元から家族からしっかりとした気持ちを持って、この夏を乗り切りましょう。

 

7月14日

前代未聞・・・3人足しても負け越し?

大相撲名古屋場所、先場所から拍手のみの応援という条件で観客をいれています。横綱土俵入りの“ヨイショ”が言えないのがちょっと寂しいのでしょうが、、、今回の名古屋場所、やはり、コロナ感染症の影響で連日満員御礼とはいかないようです。大相撲は昼間に行われますが、今はネット検索で何時でもダイジェスト版が視られるようになっています。それも結果を知らずに視ることもでき、若干のハラハラ感もあります。毎日気になる取り組みは、就寝前に確認します。
さて、私の幼少のころは、栃錦、若乃花(ちょっと古すぎますかね)そして大横綱大鵬と柏戸の時代でした。上位力士は番付通りに強さを発揮、9勝どまりでは勝ち越してもクンロク大関と揶揄されました。そして、現在の大関陣です。勝ち越すのがやっとという状態です。役力士と平幕との実力差があまり感じられなくなり、大関は毎場所のようにカド番(2場所負け越したら地位を陥落)騒ぎです。確かに昇進した時は勢いもあり、自分の型で勝ち星を挙げていましたが、大関という地位で、相撲も気持ちも受け身になってしまうのでしょうか?コロナ渦でいわゆる出稽古が規制され、相手の研究もできなかったことも影響していますが、これはお互い様です。5日目を終わって、3人足しても負け数のほうが多い状態です。もし、カド番の二人が負け越すようなことがあると、ふたり同時に大関陥落という前代未聞の事態になってしまいます。力士は、他のスポーツ(相撲はスポーツではなく国技、神事と言われている)よりなお一層郷土を背負うという一面があります。(取り組みの時に〇〇県出身と紹介される)故郷を想い、ここは一番踏ん張ってほしいと思います。

 

7月13日

想定内を広げる

前日12日の午後から夜半にかけて、関東地方を中心に記録的な大雨となりました。今までの台風による雨、活発な前線による線状降水帯の影響とは違った状況のようです。それは、上空の風が弱く雨雲の動きが鈍いこと、雨雲が同じ場所で発生と消滅を繰り返していることから強雨が非常に長く続き、経験したことのない記録的な雨量になったとのこと。埼玉県の鳩山町では20時までの3時間雨量が263.5mmに達し、鳩山での観測史上1位の値であると同時に、島嶼部を除く関東のアメダスでの歴代2位にあたる記録とのことです。あっという間に大規模な冠水や浸水が発生し、ニュースでも河川や用水路の氾濫が映し出されていました。地形によっては、土砂災害のリスクも予想され、各自治体の対応も急を要したものと思います。
奥多摩町でも午後から降雨がみられ19時頃から雨脚が強く感じられました。時折雷鳴も轟き、いつまとまった雨になるかという状況でした。今回の異常で記録的な大雨は、どこに雨雲が湧くか予測がつきません。前日から当日までの予報を細かに速やかに捉え、少しでも災害を防ぐよう努めます。

 

7月5日

主語を使わない日本語の会話

先週の土曜日、2年連続して中止となっていた「青少年応援プロジェクト」が開催されました。東京都のご支援をいただき、青少年対策地区委員会連絡協議会と奥多摩町共催により、奥多摩文化会館に多くの町民皆様が集いました。この日は青少年健全育成のため、外国人や国際経験豊かな方々を通じて、「多文化への理解深める」ことを目的としての講演会でした。
講師は、山形弁研究家でマルチタレントのダニエル・カール氏、テーマは「国際社会~これからどうすればいい?」難しそうな演題ですが、若くして来日し、様々な体験から日本を眺めた経験から発する内容、そしてユーモアたっぷりの語り口に、聴衆は魅了されました。国際化の経緯、外国人登録証の必要性、古い先入観、曖昧な日本語の表現、日本独特の謙譲の美徳など様々な視点から外国人が、日本語や日本の習慣に慣れることの大変さを当たり前のように暮らしている私たちに、解り易く解説してくれました。中でも「主語を使わず会話をする日本語」にはほとほと困ったと言われました。特にある程度意思疎通の有る関係ならまだしも初対面での会話には、しっかりとした主語を用いて丁寧に目的や方法も具体的に表現しないと外国人は理解不能に陥ると・・・「あれ」で会話が成立している関係は特に注意をしてくださいとのことでした。そういえば相手を見るなり、動詞だけで結論を求めることが、私自身もあることを反省させられました。謙遜のレベルもお国の違いはあるにせよ、日本人は身内を卑下して表現する習慣が強いことにも言及されました。そうですね「愚妻」とか「バカ息子」使っちゃあいけませんよね!老若男女大変有意義な講演を聴くことが出来ました。

 

7月2日講演会

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