町長ブログ(令和4年2月)

更新日:2022年04月01日

2月26日

ひまわり

昭和46~7年頃、私が高校2年の時のことと記憶しています。ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの映画「ひまわり」。戦禍で引き裂かれた夫婦の姿が、今また蘇ってまいりました。当時、世界情勢など全く無関心だった高校生でしたが、夫婦に起こった現実に、たとえようのない想いを抱いたものでした。あの映画を視て涙した昭和人も多かったのではないでしょうか。サウンドトラック盤のレコード(CDに非ず)を買い求め、あの地平線まで拡がるひまわり畑の情景を想い浮かべたものでした。

数十年経った今でも世界で起こっている悲惨な光景、テレビニュースでは、ウクライナの街を「私はどこに行ったらいいの?」と彷徨い歩く女性の姿が痛々しく映し出されていました。いかなる理由があろうともこの蛮行は許されるものではありません。

「ひまわり」動画配信サービスで視聴できるとのことです。時間がありましたらご覧ください。

2月22日

新しい旅立ちを祝す

昨年、議員時代のお仲間から自宅庭にそびえたつ「桐の木」を処分したいが、奥多摩で必要な方を知らないかとの問いかけを頂きました。本年度の奥多摩町「まちづくり推進事業」に応募された団体が桐の木を使った事業を展開していたことから、この話を伝えたところ直ぐに商談?がまとまりました。この団体は町づくり推進のために多くのイベント事業を行っています。奥多摩の命でもある林業や炭焼きの体験、里山での暮らしを体験するためのワークショップ、森づくりなど多くの事業を町民皆様に提供していただいています。昨年秋には桐を実際に植える作業も町内で行われました。

さて、昨日、今回お話を頂いた知人宅で樹齢約25年と思われる立派な「桐の木」の伐採作業が行われました。持ち主と依頼主が見守る中、作業が進みました。前もって枝等の伐採も持ち主さんが行ってくださいました。ありがたく思います。写真の通りトラック荷台に積める長さに、、、さすがにプロ、巧いものです。心配されていた腐食もないとのこと、長年見守られていた「桐の木」が新たな旅立ちに向かいました。形を変えて私たちを楽しませてくれるものと願っています。

桐の木
桐の伐採作業の様子
桐の伐採作業の様子
桐の伐採作業、トラックに積み込む様子

2月10日

蝋梅(ろうばい)と積雪

町内登計原地区の皆様から役場に「蝋梅」を届けていただきました。

蝋梅」は雪中四友(せっちゅうしゆう)と呼ばれる雪の中で咲く 4 つの花(梅、蝋梅、水仙、山茶花(さざんか))のひとつです。「蝋梅」と名がついていますが、梅の仲間ではないそうです。最も特徴的なのは、花のよい香りでしょう。人によっては香りがきついという方もいらっしゃいますが、私は好きな香りです。果物のような甘さを感じさせますね。「蝋梅」は香水や薬にも利用されているようです。今日も部屋に入ると良い香りが出迎えてくれました。この「蝋梅」登計原地区だけでなく町内各所で有志の方が植樹されています。南氷川地区でも10数年前からこの季節になると花を咲かせてくれています。こうした地道な地域づくりをされている皆様に感謝を申し上げます。

さて、今朝、目を覚ましカーテン越しに外を伺いました。いつもは真っ暗な時間ですが、何やら、ちょっと明るいではないか!やっぱり雪です。未明から降り出したのでしょう。若干水分の多い重たい雪のようです。電線への着雪、明朝の路面凍結への注意が必要な状況です。町民皆様へは、停電などに備えるなどの注意喚起を防災無線にてさせていただきました。本日、また明日にかけて除雪の必要を見込んでしっかりと準備にあたります。

町長室から見る風景も雪景色、窓から見えるお寺の屋根瓦の雪、水分が多いのか気温がやや高めなのか・・・てっぺんから少しずつ下がってきました。大雪にならないことを祈るばかりです。

町長室に飾られたロウバイ
町長室の窓から見る雪景色

2月5日

如月(きさらぎ)5日、道徳公開授業のハイブリット開催

今日は、氷川小学校で道徳授業の公開講座が開かれました。時節柄、リモートでの参加と教室での参観のいずれも選択できるというハイブリッド開催でした。

3年生では「家族で協力し合うこと」「家族愛」をテーマに、「お母さんの請求書」という題の教材で授業が進められました。今も昔もおこずかいを貰うためにお手伝いをするのは、よくあることですが・・・ある日子どもが、お母さんに自分のお手伝いの内容が書かれた請求書を渡します。母親は何も言わず、それに応え、請求通りのおこずかいを与えました。しかし、母親も知恵を絞りました。おこずかいと同時に、母親の気持ちを込めた請求書を添付したのです。そこには普段、母親がこなしている家事や子どもたちを面倒見ていることも全て、「0円」という請求書だったのです。これを見て、子どもながらに母親の気持ちを汲み取った、という内容でした。

次は4年生です。主題は「長所を伸ばす」でした。自分自身の行動や言動を客観的に顧みることにより、人の成長に気づき自己肯定感をも養うという狙いです。友達同士で長所を認め合い、自分では気づいていない自分自身の良さを知る授業でした。各自9マスの図を描き、友達同士で長所を認め合いながらマスをビンゴゲームのように埋めていく・・・楽しさも加味した授業でした。

さて、3年生の教室の黒板には、二月の異名である「如月」が「如月5日」と日直名の隣にありました。季節の移ろいなども勉強する学年なのでしょうか。ちょっとびっくりしました。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 秘書広報係

奥多摩町氷川215-6

電話番号:0428-83-2345
ファクス:0428-83-2344

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