町長ブログ(令和8年6月)
6月9日
未来に向かって
町民の皆様、日頃より町政へのご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、新庁舎建設工事が始まりました。4月下旬に開催いたしました新庁舎建設に関する住民説明会には、多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。また、その後も様々な場面で多くのご意見をいただいております。まず何より、奥多摩町の未来について真剣に考え、貴重なご意見を寄せてくださった皆様に、心から感謝申し上げます。
説明会では、「これだけの建設費をかけるのであれば、若者が定着できる施策にもっと力を入れるべきではないか」、「観光立町を目指すのであれば、より大胆に観光へ投資すべきではないか」、「古里小学校など、既存の施設を活用する方法もあるのではないか」といったご意見をいただきました。一方で、「これからの奥多摩町を考えれば、新しい庁舎は必要だ」、「新庁舎は町の顔となり、未来への投資になる」、「庁舎そのものを奥多摩町らしい魅力ある空間とし、新たな観光資源にできないか」という前向きなお声も数多くいただきました。私は、そのどちらのご意見にも深く感謝しております。
なぜなら、そこにあるのは賛成か反対かではなく、「奥多摩町をもっと良くしたい」という共通の思いが根底にあるからです。今回の説明会を通じて改めて感じたのは、町民の皆様がこの町の未来を本気で考えてくださっているということでした。私は町長就任以来、「みんなでつくる奥多摩」を掲げてまいりました。その言葉のとおり、未来のまちづくりに必要なのは、多くの声に耳を傾け、共に考え、共に歩んでいくことだと考えています。新庁舎建設は、単に古くなった建物を建て替える事業ではありません。災害時には町民の命を守る重要な防災拠点として、平時には誰もが利用しやすい行政サービスの拠点として、そして何より、次の世代へ責任を持って引き継ぐための基盤として、私はこの事業を重要な基盤整備として位置付けています。
しかし、まちづくりとは、庁舎を建設することだけではありません。高齢者福祉、若者の定住促進・子育て支援、教育環境の充実、観光振興、産業振興、地域医療の確保等々。この町には並行して取り組まなければならない重要な課題が数多くあります。
そして、先般発生した熊による人的被害では、多くの皆様が不安な思いをされました。この出来事を通じて、私たちは人と自然との関係について改めて考えさせられました。奥多摩町は、豊かな森と清らかな水に支えられながら発展してきた町です。私たちは自然の恩恵を受けながら暮らし、その自然を未来へ引き継ぐ責任があります。同時に、私には町民の生命と暮らしを守る責任もあります。自然との共生と安全な暮らし。その両立に真正面から向き合うことも、これからの奥多摩町に求められる大切な使命だと考えています。
だからこそ私は、一つの施策だけを見るのではなく、町全体の未来を見据えながら、一つひとつ着実に前へ進めてまいります。
奥多摩町は人口 約4,300人の小さな町です。しかし、奥多摩町には大きな可能性があります。小さな町だからこそできる挑戦があると信じています。首都東京の水源を守る町として、豊かな自然と文化を未来へつなぐ町として、子どもたちが誇りを持ち、若者が夢を描き、高齢者が安心して暮らせる町として、そして、多くの方々が訪れ、何度でも訪れたいと思える町として。
今回いただいた多くのご意見は、私にとって大きな励みであり、同時に、町長としての責任の重さを改めて感じる機会となりました。新庁舎建設も、観光振興も、子育て支援も、若者の定住促進も、自然との共生も、すべては未来の奥多摩町のために欠くことのできないものであります。これからも皆様の声を大切にしながら、一歩一歩着実に歩みを進めてまいります。改めまして、住民説明会にご参加いただいた皆様、そして日頃から町政に関心を持ち、様々なご意見を寄せてくださるすべての皆様に、心から感謝申し上げます。
未来の奥多摩町は、今を生きる私たちの選択によって形づくられます。その未来が、子どもたちやこれから生まれ来る子どもたちに誇れるものであるように、声なき声にも耳を傾けるとともに皆様からいただいた声を力に変え、未来の奥多摩町のために、これからも全力で歩み続けてまいります。
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更新日:2026年06月09日