町長ブログ(令和3年11月)

更新日:2022年04月01日

11月21日

第49回奥多摩町福祉大会

第49回奥多摩町福祉大会が開催されました。今年は社会福祉法人奥多摩町社会福祉協議会が発足してから50年の節目を迎えました。この間、福祉関係者のご尽力により、町の福祉行政に多大な貢献をされてまいりました。

今日は、法人化50周年の記念と社会福祉に功績のあった方々の表彰、また、金婚を迎えられたご夫妻へのお祝いも兼ねて式典が挙行されました。永年、協議会の役員としてご尽力された皆様、永年勤続者の皆様、ボランティア事業に貢献された個人・団体の皆様、金品のご寄付をいただいた皆様、多くの皆様に感謝の意が表されました。そして、金婚式を迎えられた17組の御夫妻に感謝し、お祝いの記念品が贈呈されました。17組全員が列席することはできませんでしたが、文字通り仲良く壇上に上がり表彰を受けている姿に、まさしく良き年輪を感じました。

11月20日

集中力の賜物

この日、氷川小学校では2年に一度の学芸会、古里小学校では音楽・音読発表会が行われました。両校とも新型コロナウイルス感染症対策の観点から会場内の換気対策、鑑賞者の人数制限も講じた上での開催となりました。氷川小学校の学芸会は副町長が伺いました。少人数の学年でも一人二役三役をこなし、素晴らしい学芸会とのことでした。

私は、古里小学校にお邪魔しました。学年を越えるたびに素晴らしい成長が見られます。今回の発表も声を出し切ることだけでなく、内容も観るもの聴くものに訴える素晴らしいものでした。最後の6年生の音読と終わりの言葉は、私たち社会人としても胸に響く、そして普段の行動を振り返るに値するものでした。

コロナ禍で運動会もこの学芸会、音楽・音読発表会も少ない練習であったのかと思いますが、先生方の指導はもちろんですが、児童皆さんの集中力の賜物であると感じました。

11月12日

小河内の鹿島踊り

1950年代の小河内ダム(奥多摩湖)建設のため、旧小河内村のほとんどは湖底に沈んでいます。岫沢(くきざわ)と日指(ひさし)集落の一部は湖底に沈まなかったものの生活道路の寸断により、住民は移転を余儀なくされました。そんな故郷を失った郷土芸能、小河内の鹿島踊り、娯楽の少なかった時代の楽しみであった鹿島踊りは一時途絶えてしまいましたが、1970年代に村人が集まる機会を作ろう、鹿島踊りを復活しようと保存会が立ち上がりました。

旧小河内村の岫沢・日指・南の三つの集落で上演されていた「小河内の鹿島踊り」は郷土芸能の宝庫と言われる奥多摩でも珍しい芸能です。女装した男性の踊り子が笛・太鼓・唄(囃し方)によって踊りを演じます。男子女装が大きな特徴で、ほかの地域では見られないとのことです。そんな「小河内の鹿島踊り」の伝統を引き継ぐべく、保存会皆様のご努力は並々ならぬものがあります。今では毎年9月に小河内神社にて奉納祭が行われています。しかし、この2年はコロナ禍で実施に至っていませんでした。

今週初めの7日の日曜日、奥多摩の紅葉も見ごろを迎え、奥多摩湖「水と緑のふれあい館」前と「大麦代」の駐車場は午前10時過ぎ、ほぼ満車の状態でした。天候にも恵まれ、湖面には鮮やかな色彩も映っていました。そんな中、私は車を東京都立奥多摩湖畔公園 「山のふるさと村」へと進めました。この日は、「小河内の鹿島踊り」を広く知っていただこうという趣旨で、保存会皆様のご協力のもと「小河内の鹿島踊り体験ツアー」が行われました。山のふるさと村と奥多摩ビジターセンター主催のこのイベント、スタッフを含め20数名の参加者で行われ、私も午前中の部にお邪魔を致しました。保存会会長さんからは、小河内の歴史、鹿島踊りの歴史、民俗芸能としての位置づけ等お話を頂きました。その後、写真の通り、スタッフから本番での衣装や演目の構成などの説明を受け、保存会皆様の優雅な舞を観ることが出来ました。

少子高齢化の中、郷土芸能の保存をはじめ、歴史を繋ぐことが大変難しい時代を迎えていますが、こうした地道なご努力を後世に伝えていく責務を感じ、そして奥多摩の自然の美しさを感じた一日でした。

体験ツアーが行われている様子の写真
男性が鹿島踊りを踊っている写真

11月6日

エコっと白丸

このたび東京都交通局では、白丸ダムサイトに「再生可能エネルギーPR館」を開設、本日開館いたしました。交通局では多摩川の流水を活用した水力発電による電気事業を経営しています。このPR館で水力発電や再生可能エネルギーの有効性をPRするとともに、奥多摩エリアの見どころを発信してくださいます。子どもたちにも再生可能エネルギーの役割などを理解できるよう、分かり易く表現されている施設となっています。観光客、都民の皆様の来場を期待いたします。

さて、開設にあたり、PR館の愛称を募集していましたが、その愛称が「エコっと白丸」に決定し、開館に合わせて発表されました。多数の応募の中から選ばれたこの愛称は、地元奥多摩町の小学5年生、石井金之助君が考えた作品です。響くリズム、地名も入った親しみやすいネーミングですね。写真は記念品の贈呈式です。

贈呈式が行われている様子の写真
再生可能エネルギーPR館「エコっと白丸」の外観の写真

11月3日

奥多摩町功労者表彰式と奥多摩しいたけ物語

錦秋に彩られ始めた奥多摩町、町政に功労のあった皆様の功労者表彰式が、町の福祉会館で行われました。被表彰者は自治功労の河村前町長をはじめ、町政運営にご尽力いただいた40名、善行表彰の一団体、文化表彰の2名、スポーツ表彰の4名、計47名、1団体の皆様です。今後とも豊富な識見と尊い経験を活かし、それぞれの分野でご活躍をされ、町の発展、郷土の振興にお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

さて、午後からは町内海沢にあります「東京多摩学園」において利用者皆様と職員による「奥多摩しいたけ物語」を観劇しました。この催しは、日本演出者協会のバックアップにより、昨年から<楽しくつながるプロジェクト>の演劇ワークショップとして続けられ、今回は「奥多摩しいたけ物語」の創作劇として披露されることとなり、利用者の皆様44名と職員が一体となってこの作品に臨まれました。約30分の劇中にはシイタケ栽培のプロセス、ご苦労もふんだんに盛り込まれ、且つ見事な擬人化も観衆の笑いを生み出していました。役者皆様の「気」の入った表現は観衆の大きな拍手を呼びました。秋の午後のひと時があっという間に流れました。

役者の集合写真
創作劇を披露している様子の写真
茶色と黒の衣装を着ている役者の写真

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 秘書広報係

奥多摩町氷川215-6

電話番号:0428-83-2345
ファクス:0428-83-2344

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