町長ブログ(令和8年8月)

更新日:2026年08月26日

8月26日

異常気象の令和

「台風が九州四国にあっても、関東圏が豪雨に見舞われる現象を(遠隔豪雨)というのだそうです。困った台風です。停滞したり、Uターンしたりと翻弄されっぱなし、ここ数年の傾向です。自然界を私たち人間が搔きまわし過ぎたのでしょうか。」…これは、2年前の町長ブログの一節です。
今回の令和8年台風第15号は、これまでとは、違ったパターンで日本列島を襲いました。太平洋側から茨城県に上陸し、千葉県に大きな被害をもたらしました。昭和の時代には、太平洋側から九州地方周辺をまわり、偏西風に乗って、東(ひがし)海上に去っていき、翌日からは台風一過の晴天というのが半ば常識でありました。迷走台風と日本列島の東側からの台風上陸は、私たちの防災対策にも大きな変化をもたらしています。過去にも「想定外」という表現がしばし使われましたが、今は、すべて想定内のこととして対応を迫られています。通常の豪雨では、先ず、奥多摩町・檜原村に「レベル3警報~レベル4危険警報」が発令されていましたが、今回は、青梅市・日の出町・あきる野市・八王子市に「レベル4大雨危険警報」が発令されました。このように、今までとは異なる気象状況を私たちは経験しています。
町でも12日から13日にかけて、ピンポイントで集中豪雨がありました。その数日後の16日には棚沢地内の国道上部で、土砂の崩壊がありました。国道である青梅街道への流出はありませんでしたが、安全確保のため、国道411号、将門交差点~鳩ノ巣駅前交差点間での全面通行止めを余儀なくされました。町担当課と東京都で連日の協議、また、建設業者の献身的な作業の結果、本日26日午前9時に片側交互通行が可能となりました。全面通行には、しばらく時間がかかりますが、ご理解をお願いいたします。
先日の20日には同じ東京都である、島しょ部の御蔵島村からお客様が町を訪問してくださいました。「天候も回復し、島の観光も持ち直していますか。」とお尋ねしたところ、台風の影響による余波が続き、食料をはじめとする物資が、8月に入って初めて、この日20日に届いたとのことでした。島では住民も大型の冷蔵庫や冷凍庫を備え、こうした事態にも対応していると…私たち陸続きの住民が知り得ない現状を聞くことができました。
今回の災害でも、青梅街道のバイパスである多摩川南岸道路のお陰で、孤立地域が発生せずに済みましたが、棚沢・白丸地域の住民皆様並びに飲食業を始めとする観光事業者の皆様には、ご心配とご不便をお掛けいたしました。道路が繋がっているというありがたみを痛切に感じました。
今後、丹三郎地域までの多摩川南岸道路の延伸につきましても、早期の開通に向け、引き続き東京都へ要望してまいります。
 

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