町長ブログ(令和7年5月)

国は、「地方公共団体情報システム標準化基本方針」において、平成30年度比で少なくとも3割の削減を目指すとしていました。また、「クラウドを最適化することでコスト削減が見込まれる」と主張してきました。しかし、東京都の調査によりますと都内区市町村の運用経費は、移行前と比べて全体で約1．6倍に増大する見込みとしています。加えて、町村によってはそれに留まらない増加率が見込まれています。国は「クラウド最適化を行うことによりコスト削減が、ソフトウエア借料等のほかの経費にも波及する」としていますが、その波及効果は明確に示されておらず、各区市町村は、運用経費削減の効果を住民皆様等に説明できない状況にあります。
こうした状況を踏まえ、国は実効性のある措置を講じる必要があり、区市町村の負担軽減の観点からも具体的な方策を講ずること、そして、すべての自治体に対し、必要な財政措置を講ずるなどの要請を東京都知事、区長会、市長会、町村会名で行いました。
 

環境に対するインパクトを最小限にして、アウトドアを楽しむために、私たちが実践できることをしていこうという試みが、今世界中で沸き起こっています。奥多摩町は東京の水源であり、豊かな自然に恵まれていますが、その環境を維持していくことも私たちにとって大きな使命です。しかし、町だけでは成し得ない大きな課題は、奥多摩を訪れ自然を楽しむ人々にも理解を深めていただくとともに実践していただくことが必要です。具体的には、自然へのダメージを与えないために、ごみの適切な処理、地表にダメージを与えない焚火の仕方、野生動物の尊重など7つの原則を実行していこうというものです。
アウトドアで奥多摩に訪れる皆様に、環境を守りつつ自然に親しんでいただきたいという思いから本日、NPO法人リーブノートレイスジャパン（LNTJ）と奥多摩町の地域協働事業に関する連携協定の締結式を行いました。この教育と普及を通じ、将来にわたりすべての人が楽しむことのできる健全な自然環境の維持に努めてまいります。