就学相談について
1 就学相談について
奥多摩町では、福祉会館の2階に教育相談室を設置し、お子さんの発達や集団への適応状況に応じた就学先を相談する場として「就学相談」を行っています。就学相談により、特別な支援を必要とするお子さんが、どのような支援を受けることが適しているのかを一緒に考えていきます。
2 奥多摩町の特別支援教育の概要
現在、奥多摩町の小学校や中学校には、学年別の学級(通常の学級)の他、学習上又は生活上の困難を克服することを目的とした「特別支援学級」があります。
名称 | 場所 | 対象範囲 | サポート内容・方法 |
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特別支援学級(自閉症・情緒) 小 ひまわり 中 D組 |
古里小学校 奥多摩中学校 令和3年度開設 |
通常の学級での生活や学習の仕方に難しさを感じる町内の児童・生徒 | 当該学年の各教科等の学習を基本としつつ、人間関係の形成やコミュニケーション等について「自立活動」の時間に学びます。 |
特別支援学級 (知的) 小 たんぽぽ 中 C組 |
古里小学校 奥多摩中学校 |
当該学年の学習内容への理解の難しさを感じる町内の児童・生徒 | 各教科の目標・内容を下学年の内容に替えたり、特別支援学校小学部・中学部における学習内容を参考にしたりして学習を進めます。 |
また通常の学級に在籍しながら、一部の授業を抜けて特別な学習をする「特別支援教室」が各学校にあります。
名称 | 場所 | 対象範囲 | サポート内容・方法 |
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特別支援教室 小 あおぞら 中 特別支援教室 |
全小中学校 | 学校生活や学習に難しさを感じる当該の学校の児童・生徒 | 週あたり2時間程度 (最大8時間) 児童・生徒が抱える困難に応じ、苦手なことを改善・克服する学習をします。定期的に保護者と面談しながら進めます。
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就学相談では、これらの「学びの場」を活用しながら、学校生活がお子さんにとってより有意義なものになるよう一緒に考えていきます。
3 就学相談の申し込み
保護者の方が電話かメールで教育相談室に申し込みをしていただきます。
奥多摩町教育相談室
郵便番号198-0212 奥多摩町氷川199番地ロ号(福祉会館2階)
電話番号 0428-83-2340
申し込み時に初回の就学相談の日程を調整します。
現在、小学校又は中学校に在籍しているお子さんで、特別支援教室への入室を希望される場合は、学校にご相談ください。学校を通して教育相談室に相談することもできます。
4 相談内容
- 初めに、お子さんの様子や就学先の希望をお聞きし、手続き等のご説明をします。
- 特別支援学校、特別支援学級、特別支援教室にかかわる就学、転学、転籍等についてご相談します。
- 通常の学級、特別支援学級、特別支援教室、特別支援学校の見学や体験のご相談もします。
5 就学支援委員会
特別支援学級や特別支援教室への入級を希望される場合は、「就学支援委員会」で、教育、医療、心理の専門家により、お子さんの力を伸ばすために一番適した学級や学校はどこかを審査します。ご相談の内容とお子さんの状況を十分に踏まえた審査とするため、保護者の皆様には、ア~ウの書類をご用意いただきます。各種用紙等は就学相談時にお渡しします。提出先はいずれも教育相談室です。
就学支援委員会に向けてご用意いただく書類
- ア 入級・入室審査申込書
- イ 医師の診察記録
- すでに診断書や診察記録などをお持ちの場合は、その写しに替えることもできます。
- かかりつけの医療機関等が特にない場合は、相談員にご相談ください。
- ウ 発達検査等の結果
- 発達検査は医療機関等で行うことができますが、費用がかかります。町教育相談室で行えば費用はかかりません。
- 2年以内の検査結果をお持ちの場合はその写しに替えることができる場合もあります。
6 就学先、転学・転籍先の決定
- 就学支援委員会での審査結果を教育委員会からお知らせします。その結果を受けて本人の希望も踏まえて保護者の方に就学先、転学・転籍先を判断していただきます。
- 特別支援教室・特別支援学級を希望される場合は、学校を通して教育相談室に申込書を提出していただきます。
- 就学後、転籍後も遠慮なくご相談ください。就学先での学びや教育支援がお子様にとってより良いものとなるようにご一緒に考え、また就学先の学校との連携も図っていきます。

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更新日:2022年04月01日